3.各住戸での対処
3.1 事前の備え-減災のために
(1)非常時持ち出し品
床上浸水、出火、延焼の恐れがある場合は、同じ棟の階段の安全な場所に一時避難する必要があります。また実際に被害が生じた場合や、介護が必要な場合は、対策本部の調整のもと、当パークシティ内の救護所やパークシティ外の避難所に避難する必要があります。その際の持ち出し品をキャスター付きスーツケース、リュック等にまとめておかれるとよいと思われます。
内容は、下図「家庭での非常用品の備え」及び「金沢区防災マップ~防災用品の準備」を参照ください。これに加え、下記は実際役に立ったと紹介されています。
予備のめがね | 入れ歯 | 補聴器 | |
ヘルメット | ゴーグル | 防塵マスク | |
厚手の靴下 | 携帯充電のためのもの |
(2) ライフライン被害に備えた備蓄
a)水の確保
被害状況によりますが、電気、ガス、上下水道等のインフラが被害を受けた場合でも何日か、自宅で生活できる程度の準備が必要。
・飲料水は3日分を基本とし、可能であれば1週間とする。
・生活用水(トイレ)の確保のため、浴槽に残り湯をためておくことは、地震発生後に排水が禁止される可能性があるため、推奨しない。
b)非常食・携帯コンロ(下図「金沢区防災マップ~防災用品の準備」を参照)
c)簡易トイレ
ライフラインの損傷状況によっては停電と排水禁止が長期化する可能性があります。次ページ上段に従って必要日数分の携帯トイレを備蓄してください。
市販の携帯トイレではとても間に合わない可能性があるので、1回ずつパッケージになっているものを買う代わりに、ポリ袋(不透明、45 リットル)、凝固剤、防臭BOS 袋、消臭剤をそれぞれ備蓄しておき、下記要領により自宅トイレを非常用トイレにすることを推奨します。
自宅トイレを非常用トイレにする方法(下図右を参照) ・便器カバー用ポリ袋(45 リットルのゴミ袋)を便座の下に被せ、粘着テープで固定。 ・排泄物用ポリ袋(45 リットルの不透明なゴミ袋、)を便座に被せる。 ・排泄物用ポリ袋に凝固剤を小さじ半分~一杯程度投入。 ・防臭のため、縛った排泄物用ポリ袋を防臭BOS袋に入れて保管。 ・適宜、消臭剤/消臭スプレーで消臭。
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